主な呼吸器疾患
喘息
喘息とは、空気の通り道である気道が敏感になり、呼吸が苦しくなり激しい咳が出る病気です。聴診により喘鳴(ヒューヒュー)が聞こえます。
咳喘息
長期間咳が起こる病気で、咳が主な症状です。呼吸の苦しさや咳のしんどさはありますが、聴診による喘鳴は聞こえません。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
タバコの煙などの有害物質を長年吸い続けることで肺が炎症を起こし、呼吸がしにくくなる病気です
肺炎
細菌やウイルスの感染、誤嚥などにより、肺に炎症が起こる病気です。
気管支炎
気管支に何らかの理由(アレルギー、感染、喫煙など)で炎症が起こり、咳や痰などの呼吸器症状が見られる状態です。肺の炎症はありません。
肺結核
結核菌による肺の感染症です。専門的な治療が必要です。
肺がん
肺にできる悪性腫瘍の病気です。肺がんには細胞の種類により扁平上皮がん、腺がん、小細胞がん、大細胞がんの4つに分類されます。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に無呼吸状態(呼吸が止まっている状態)が繰り返される病院です。
疲れがとれない、寝苦しい、いびきがうるさいなどの方は可能性が高いです。
禁煙治療
紙巻きたばこ、電子たばこともに体には害があります。禁煙は早く開始するほど効果があります。
惠和会総合クリニックの禁煙治療の詳細は、禁煙外来をご覧下さい。
呼吸器内科での検査
- 胸部レントゲン
放射線を使用し、肺野の画像を撮ります。肺野に炎症や結節影などがないか見ることができますが、骨や血管の重なり部分、心臓の裏側部分は評価がしにくいこともあります。
- 胸部CT
放射線を使用し、胸部をスライス状に撮影します。ミリ単位の断面像をだすことができるので、胸部レントゲンでは見えにくかった部分も見やすくなります。
- 呼吸機能検査
息を吸ったり吐いたりし、肺が固くなってないか、空気の通り道が狭くなってないかを評価します。
- アレルギー検査
血液検査で、アレルギーの有無や種類を調べ、アレルギーが原因で咳が出ているかどうかを判断します。
- 炎症反応
血液検査で、白血球やCRPといった炎症反応があるかを調べます。
- 無呼吸症候群の検査
自宅で行う簡易検査と、入院して行う精密的なPSG検査とがあります。まずは簡易検査を行い、無呼吸の頻度や時間により精密検査やC-PAP治療を行っていきます。