鼻・副鼻腔の病気

アレルギー性鼻炎

くしゃみ、鼻水、鼻づまりが3大症状です。花粉症だけでなくホコリやダニ、カビなどに反応している場合があります。血液検査でアレルギーの原因の検査をすることも可能です。
点鼻薬、内服で加療します。

副鼻腔炎

いわゆる蓄膿です。頭が痛い、頬が痛い、黄色い鼻汁が出る、喉に鼻汁が下りるなどの症状があります。感冒の後に併発することが多く、症状が続くと鼻内にポリープができたりすることがあります。

耳の病気

外耳炎

耳介から鼓膜までの道が炎症を起こしている状態です。耳痛以外に痒みがある場合や耳漏を認める場合もあります。耳かきや入浴、水泳などが誘因となります。

急性中耳炎

とくにお子さんで耳痛がみられる場合に多くみられる疾患です。感冒の際や鼻汁が出ている場合によく見られます。重症の場合は鼓膜切開が必要になることもあります。

慢性中耳炎

耳漏がでている、聞こえにくいなどの症状を認めます。中耳での炎症が繰り返し起こり、鼓膜の穿孔が生じて耳漏が続きます。聞こえが徐々に悪くなることがあります。

滲出性中耳炎

聞こえにくくなったり、耳の詰まった感じ、自分の声がこもったりします。耳管狭窄や閉塞が原因となります。お子さんに多く、アデノイド増殖や副鼻腔炎があると起こりやすくなります。鼓膜の奥の鼓室に液がたまっている状態ですので鼻の方から空気を送る通気法や鼓膜切開を行います。続く場合はチュービングを行うこともあります。

突発性難聴

突然起こる難聴です。原因は不明で眩暈を伴うこともあります。早期に治療をするほうが改善の可能性が高くなります。ステロイドや循環改善剤で治療を行います。

老人性難聴

加齢に伴い耳の聞こえが悪くなってきます。60歳を過ぎると高音から聴力が低下してくることが多いです。音は分かるが言葉がはっきり聞き取りにくくなります。

口腔・喉の病気

舌炎

舌に痛みがでることが多いですが、原因はいろいろあります。細菌性、特に唾液が少なくなっている場合はカンジダといった真菌性、あとはベーチェット病といった免疫の病気の場合もあります。

舌癌

ほとんどが舌の側縁にできます。小さいうちは無症状ですが、大きくなるにつれて疼痛、出血、しゃべりにくくなる、食事がとりにくくなるなどの症状が出ます。

咽喉頭酸逆流症

胃酸が喉に逆流し、喉の異常感、慢性の咳、咽頭痛などの症状が出ます。

声帯ポリープ

主に片側の声帯にできる非腫瘍性の腫瘤です。無理な発声などにより出血や炎症を起こしできることが多いです。声をよく使う職業であったり、感冒の時に無理に声をつかったりするとできやすくなります。禁煙や声の安静が必要になります。

声帯結節

声帯両側の中央部に対称にできる隆起です。声を酷使する状況が長年続いている場合に多く見られます。

ポリープ様声帯

声帯が全長にわたり浮腫(水ぶくれ状)になります。20年以上の喫煙歴のある場合によく見られます。嗄声やのどの違和感が起こります。禁煙が治療に必要となります。

喉頭癌

喫煙との関連が深く、50歳以上の男性のヘビースモーカーの方はリスクが高くなります。
できる場所により症状はややことなりますが、嗄声と喉の違和感、血痰、嚥下時の痛みなどがあります。

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